ほとんどはグレイなのかもしれない
こんにちは!
先日とある方がfacebookで紹介されていた本こちらの本を読みました。
ネガティブケイパビリティーとは、
不確実なものや答えの出ないものに耐える能力のことです。
この能力を育てるには、共感力が大事だとこの本には書いてありました。
私はストレングスファインダーで共感性が2位にあります。
共感性の高い私にとっては、ネガティブケイパビリティーを育てるためには
もともと持っているこの性質を強みとして昇華させていくことが大事なのかなと感じました。
参考;ストレングスファインダー
私の恩師はなわひであきさんのサイト
共感性が高いということは、相手の立場や気持ちを優先して考えるということが
あらかじめ備わっているということかなと思います。
だけど、私にとってこの共感性は使いこなせなくて弱みとして出てしまいます。
到底共感できない事柄があるとストレスになってしまうのです。
私の場合、あらゆることが曖昧であることは許せない性格です。
職場で「なんかうまいことやっといて」
とか言われた日には発狂しそうになります。
「うまいこと」って一体何なんだ?
白黒はっきりつけましょうよとなります。
そんなある日、上司から
「物事はほとんどが白でも黒でもなくてグレイだぞ」
と言われました。
また、通っているお寺でも
「お釈迦様が亡くなって2000年たったあとは末法と言って人の心が荒んでいるから
お釈迦様の力では救えない衆生が出てくる。それが私達なのです」
とも教えていただきました。
そうか、荒んだ私たちの命で白黒はっきりできることなんてないんだなと感じました。
その後極めつけは、「リーガルハイ」というドラマを見ました。
主人公は堺雅人さんとガッキーさん。
ガッキーさんが演じる弁護士が私に似ていました。
だけど、堺雅人さんが演じる勝つことがすべてというめちゃくちゃな弁護士と仕事をしていく中で徐々に変わっていきました。
このドラマの最後に
「人間は愚かだ」
「醜さを愛せ」
というセリフが出てきます。
私はとても感銘を受けました。
このドラマには、あらゆる場面で
「正義というのは見る場所によって違う」
というメッセージがこめられているように思います。
ある人にとっては白でもある人からみたら黒い。
白と黒を組み合わせたらグレイになる。
いつも人は正しい判断ができるとは限らないし、
そもそも愚かなのが人間なんだ。
そう思ったら、人間は愛くるしい。
人間の愚かで愛くるしいことをまるっと受け入れられたら
私の共感性も研ぎ澄まされてくるのかななんてことを
本を読みながら感じました。
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